img_6487.jpgー 4WDを標準化
ー V12を廃止 V8もハイブリッドへ

4WDを標準化

次世代以降のメルセデス-AMG車は、AMG GTも含めすべて4WDが標準となるようだ。トビアス・ムアーズCEOが語った。エンジンのダウンサイズや電動化も推し進めるという。

ムアーズがAUTOCARに対し語ったところによれば、ピュアな後輪駆動車に対する需要は減少傾向にあるという。「お客様はわれわれに対し、4WDを求める傾向を示しています」

「われわれがEクラスのAMGモデルにFRと4WDの選択肢を用意したとき、90%以上が4WDを選びました。そして現行のE63はドリフトモードを備えており、4WDであってもFR走行が可能です」

AMG GTにも同様のシステムを採用するかどうかたずねたところ、ムアーズは「わたしがお客様とGTについて話すとき、彼らはしばしば4WD化についてたずねてきます。これは安全性やスタビリティを考えてのものでしょう」

最新のE63ではクラッチ式の4WDシステムを仕様し、前後どちらにも最大100%のトルクを伝達することが可能だ。E63 Sのドリフトモードではフロントのドライブシャフトを切り離し、完全な後輪駆動とすることができる。

V12を廃止 V8もハイブリッドへ

ムアーズはAMGのトレードマークでもあるV8をハイブリッド化する方針を認め、「われわれはV8のパフォーマンスを今以上に引き上げるつもりはありません」と語った。これはエンジン出力は現在の630psを超えることはなく、これ以上のパワーアップはモーターによるものになるということを意味している。

この新システムはAMG GT4ドアのハイブリッド仕様に採用されることになりそうだ。これはポルシェ・パナメーラS Eハイブリッドのライバルとなる。

そしてV12エンジンは現在発売中のS65ファイナルエディションを最後に設定されないこともわかった。「われわれはV12に誇りを持っており、次期型マイバッハには搭載されるかもしれませんが、AMGでは使用しないでしょう。ハイパワーなV12を新設計する余裕はありません」

排出ガス規制が厳しくなる中で、小型モデルへのV8搭載も難しくなる可能性がある。例えば次期型C63などには6気筒ターボが搭載されるかもしれない。そしてSLCの代替となるポルシェ・ボクスター級スポーツカーについては「その開発は不可能でしょう」とのことだ。

「4万ユーロ(500万円)級のスポーツカーに注力しているメーカーもありますが、今後うまくいくかについては疑問を感じています」と彼はいう。その代わりAMGは次期型SLに力を注いでいるとのことだ。「次期型SLは現行とはまったく異なるスポーツカーになります。2年間にわたり、全力で開発に取り組んできました。GTとSLではプラットフォームを共有することになります。

出展 AUTOCAR JAPAN